香り緑茶

普通煎茶、深むし茶に次ぐ次世代の新感覚緑茶

お茶の葉が潜在的に持つ香りを、最大限に引き出す技術が、

静岡県茶業研究センターを拠点に開発されています。

これまでの緑茶との違い

摘みたての生葉を、鮮度を重視してつくられたこれまでの緑茶の製法から、

萎凋工程(葉をしおらせる)において、温度、湿度をコントロールし、

長時間に渡りじわじわと水分を抜いていくことで、お茶の葉から

甘い上品な香りが発揚します。そしてさらにその工程において

お茶の葉を撹拌(かくはん)することでその香りはいっそう高まります。

和らぎ香り緑茶は

緑茶の良さをベースにした「品のある甘い花様の香り緑茶」です。


お茶の葉の撹拌により起こる不思議

葉の重なりで生じた、ムレを抜くと同時に

打圧刺激によって「生死に関わるストレス」をお茶の葉が受ける

ことになり、何とかして生き延びようとする自衛手段として

植物体内で代謝が起こり、その副産物として、お茶特有の

香りを生成します。


ストレスを利用した香りの生成

害虫による葉の食害や吸汁を利用した香り発揚技術には

インドダージリンのセカンドフラッシュや、台湾の東方美人があり、

茶の害虫「ウンカ」の加害が、特異なマスカテルや蜜香を引き出します。

その他日干萎凋による紫外線ストレスなどがあります。

生葉を陽にさらすことで、葉温が25℃くらいに高まると

酵素活性も高まり、香り発揚に一役買ってくれます。



生葉の萎凋循環装置

SAMURAI teafarm     牧之原山本園

牧之原台地伝統の「特蒸し茶」(深蒸しをさらに深く蒸した茶)、香りにこだわる「べにふうき和紅茶」、新製茶技術により特殊製造された「香り緑茶」を牧之原大茶園で作っています。明治2年、牧之原台地に入植した徳川幕臣であったご先祖様が台地に茶を植えてから、代々大切に茶園を守り育てています。

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